26日朝のTBS系情報番組「ビビット」の冒頭で、番組MCを務めるTOKIOの国分太一(43)が、16歳の女子高生に無理やりキスをするなどの行為をしたとして強制わいせつの疑いで書類送検された山口達也(46)の件で謝罪した。

 スーツもネクタイも黒のまるで“喪服”かのようないでたちの国分は、目を見開き「番組冒頭から恐縮ですが」と切り出したが、この時点で声は震え目には涙が浮かんだ。「同じメンバーの山口達也が書類送検されたことについて、深くおわび申し上げます。何より被害に遭われた女性に、メンバーとして謝罪させていただきます」と頭を下げた国分は「正直、自分の頭の中も整理がつかない状況ですが、山口が起こしてしまったことは、絶対に許せないことです。20年以上、一緒にいる人間がこういうことをしてしまったということは、悔しい思い、いろんな感情が湧いてきます」とし、「何よりも山口を信じ、追い続けてきてくれた」人たちとして、ファンと仕事の関係者に「本当に申し訳ございませんでした」と再度、深々と頭を下げた。

 CMをはさみ、番組は山口の事件を引き続き取り上げ、出演者のテリー伊藤(68)から、いつ一件を知ったのかと問われた国分は「昨日(25日)5人で収録があって、18時半くらいまで。それまで恥ずかしながらまったく知らなかった。それからマネジャーさんたちの様子がおかしい、となって、山口が衣装を着替えているとき、こういうことがあったらしい、とマネジャーさんから聞いた」と明かした。

 また事件発生から被害者との和解までの間、山口の様子は「いつもの山口達也にしか見えなかった。こんなことになっているなんて、メンバー全員気づいていなかった。普通に収録に参加して、それはスイッチを入れて臨んでいたのかもしれない」と、普段と変わらなかったとした。

 また出演者の堀尾正明アナ(63)から「山口メンバーは体にお酒の問題を抱えていたという話ですが」と問われると「詳しいことは分かりませんが、病院に通っていて、対処していたことは聞いていた」と、山口の抱える問題は把握していたが「でも、今回の件はそれとは関係ない」と、きっぱりと山口の愚行を断罪。「ほんと、情けない。申し訳ないです」と目に涙を浮かべ、鼻をすすった。