沖縄で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」で、映画「鯉のはなシアター」(年内に公開予定)の上映が21日に那覇市内で行われ、主演のお笑いコンビ「チュートリアル」徳井義実(43)、女優・矢作穂香(21)、時川英之監督(45)が舞台あいさつを行った。

 映画はプロ野球・広島の昔のユニークなエピソードと現代劇が織りなす感動の物語。熱烈な広島ファンで“カープ芸人”として知られる徳井が主演を務める。

 9歳からの広島ファンだという徳井は「京都だから阪神ファンばかりだけど、あまのじゃくだから阪神にはいかず、親父がアンチ巨人だから巨人でもない。そしたら、そのころ広島が優勝した。地味だけど、すごく強いところにほれたんです」。

 その徳井にビンタするシーンがある矢作は「ホントに申し訳ないなと思いながらも、徳井さんに『思い切りやって』と言われました」。これに徳井は「半分、変態的な意味も込めて、思い切り叩かれたいという。こんなかわいらしい子にビンタしていただくのは本来、おカネを払わないといけないかもわからないので『ぜひ思いっきり言ってください』と言ったんです」と明かした。

 ところが、そのビンタは想像以上に強烈だったそうで「芸人なんで、ボケてビンタされることは何回かあったが、間違いなく芸人人生の中で一番のビンタ。ホントにきれいでこれ以上ないくらい、いい音が出てます。LINEの着信音にしてほしいくらい」と笑わせた。