「太陽の塔」 4か月先まで見学予約ビッシリなのにドタキャン続出のワケ

2018年04月20日 16時30分

人気の太陽の塔

 1970年の万国博覧会(万博)会場跡地に残る「太陽の塔」(大阪府吹田市)で、3月19日から内部が一般公開されている。

「48年ぶりに行って、当時の熱気を思い出した」「万博の時は生まれてなかったけど、50年前にこんな発想を持っていた岡本太郎がすごい」などと大人気だ。

 塔を管理する大阪府日本万国博覧会記念公園事務所によると、塔には1日約1000人の入場が可能。「長時間待つことなく、快適かつ安全にご覧いただきたい」とのことから、サイト上での予約制を実施しているが、予約可能な4か月先までビッシリと埋まるほど人気が高い。

 にもかかわらず、当日に予約者のドタキャンが発生しているという。

「日によってバラつきはありますが、1~2割くらいが来られてないですね。3月の終わりごろには3割近い日もありました」(同事務所)

 入場料は当日、窓口払い(大人700円、小中学生300円)で、キャンセル費用もかからない。48年ぶりの物珍しさから予約は取ってみたものの、実際は行かないというケースもあるようだ。

 ドタキャン自体は減る傾向にあるそうだが「皆様に期待していただいており、空きが出るとすぐに埋まる。ご事情はあると思いますが、前日までに分かるようなら、キャンセル手続きいただければ」(同)。

 太陽の塔は、芸術家の故岡本太郎氏(96年死去)が万博のシンボルとして制作。「人類の進歩と調和」という博覧会のテーマに似つかわしくない作品は注目を浴びた。その後、跡地は公園として整備され、エキスポタワーなど当時の建物のほとんどが解体・撤去されたが、太陽の塔だけは今も姿が見られる。

 くしくも大阪では、2025年の国際博覧会(万博)誘致を目指し、官民挙げての誘致活動に熱が入る。「70年の時は才能あふれるエネルギッシュな人材がたくさんいた。箱物をつくっておしまいのつまらないものにならなければいいが…」(政界関係者)

 日本人の心に深く印象づいたお祭り騒ぎの再現はなるのか?

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