長澤まさみでも不発 フジ「月9」の存亡

2018年04月19日 11時00分

主演の長澤まさみ

 長澤まさみ(30)主演のフジテレビの月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」が、2回連続で1桁台の視聴率という大苦戦を強いられている。かつては視聴率20%以上を当たり前のように取っていた月9だが、最近は2桁もなかなか取れない低迷ぶりだ。長らく不振が続くフジはこの4月期の改編で、多くの長寿バラエティー番組を打ち切った。その標的はバラエティーだけではないとみられ「次は月9が打ち切られるのでは」とささやかれている。

 長澤が主演する「コンフィデンスマンJP」は、9日にスタート。初回が9・4%と1桁台でスタートすると、16日放送の第2話は7・7%とさらに数字を落としてしまった。

 この作品に限らず、最近の月9は低迷を続けている。2016年1~3月クールに放送された「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の9・7%以降、全話平均視聴率は、そのほとんどが1桁台の低迷ぶりだ。

 全話平均が唯一、2桁台に乗ったのは昨年7~9月クールの「コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命―」。山下智久が主演し、話題を集めた同ドラマは、平均14・8%という高視聴率を記録し「ようやく“月9復権”の兆しが見えてきた」といわれた。

 だが、後が続かなかった。10~12月の「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」が6・7%、今年1~3月の「海月姫」は6・1%にまで落ち込み、またも“暗黒期”に戻ってしまった。

 かつて黄金時代を築いたが、このところめっきり視聴率が低迷しているフジは、4月期の番組改編で、バラエティー分野において“聖域なき改革”を断行。いずれも20年以上にわたって放送された長寿番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」と「めちゃ×2イケてるッ!」を打ち切った。ほかにも「おじゃMAP!!」なども終了させた。

 視聴率が低迷する番組を次々に打ち切るのは、昨年6月に就任した宮内正喜社長の方針だ。かつて多くのヒットドラマを手がけた亀山千広氏からトップの座をバトンタッチされた宮内社長は、就任直後から「業績を回復する一点に絞る」と明言してきた。

「そのためには何よりも視聴率アップが大事。これまで、視聴率は低迷しているのに“長い間放送してきた”という理由だけで続けてきた『みなさんのおかげでした』や『めちゃイケ』の打ち切りを決めたんです」(フジテレビ関係者)

 4月の改編ではバラエティー番組を次々と打ち切ったが、標的はもちろんバラエティー部門だけではない。これから先も視聴率が低迷し続ければ、月9も当然、打ち切りの対象になってくるとみられている。

「今回の月9は、長澤がセクシー路線を全開にしてさまざまなコスプレに挑戦している。東スポさんでも“長澤が低迷するフジの救世主に”と書いていたけど、局内でも大きな期待がかかっていた。それがいきなりの低空飛行だから、ショックは大きい」(同)

 また別の同局関係者は「宮内さんの前任である亀山さんは、月9にものすごい思い入れがある。そりゃ、そうですよね。キムタクが主演して大人気となった『ロングバケーション』(1996年)を手がけ、全話平均29・6%というものすごい視聴率を記録したんだから。亀山さんなら月9を打ち切るなんてことは考えもしなかっただろう」と言う。

 だが、宮内社長は主に編成部門を歩んできた。

「だから月9に全く思い入れはない。『みなさんのおかげでした』や『めちゃイケ』と同様に“数字が悪かったら打ち切る”と判断するでしょうね」(同)
 一部報道では、月9の次期7~9月クールには、15年8月に第1子の女児を出産し、連ドラ出演を控えていた上戸彩(32)が主演に内定。上戸が10年、11年に主演した「絶対零度~未解決事件特命捜査~」シリーズになるという。

 果たして看板ドラマ「月9」に、いよいよメスが入れられるのか? 目が離せない。

(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)