コロッケ 試合中止も即席ものまねショー「忘れられない復興の日となった」

2018年04月14日 15時56分

ものまねショーを行ったコロッケ

 ものまねタレントのコロッケ(58)が14日、ソフトバンク―ロッテ戦(熊本・藤崎台県営野球場)で超ファインプレー級の即席「ものまねショー」を行い、雨天中止で沈んだ熊本のファンを喜ばせた。

 この日は、熊本地震発生から丸2年。熊本出身で特別な思いがあるコロッケは、本来なら始球式を行う予定だった。だが、試合は朝から降り続いた雨が開始30分前には土砂降りに。結局、プレー不可能と判断され午後1時3分に中止が決定した。

「中止」のアナウンスに、朝から詰め掛けたファンの切ないため息と悲鳴が球場を包む中、コロッケはさっそうと登場。本人の強い要望で“長い始球式”が始まった。「しっかりとパフォーマンスができているかどうかは分かりませんでしたが、お客さんにもせっかく見に来ていただいて、ホークスの皆さんも、千葉からお越しになったロッテの選手の皆さんにも、いい思い出が残ればと思ってやらせていただきました」。五木ひろし、志村けん、美川憲一らおなじみのレパートリーを披露すると、観客席からも両軍ベンチからも大爆笑が起こった。

 肩に違和感を覚えるほどの投げ込みを行ってきたという肝心の始球式では、内角高めにキレのある力強いボールを投じて、通算2000安打にあと16本と迫る鷹の4番・内川から空振りを奪った。これにはソフトバンク・達川ヘッドコーチも「今まで見たどの始球式よりも一番よかった」と大絶賛だ。

 コロッケは「雨で中止になったからできたことですが、中止と分かってから出ていく時は本当に怖かった」と振り返り「自分にとっても忘れられない復興の日となった。今日の始球式から復興の3年目が始まった」とこの日の日付が印字された白球を力強く握り締め、故郷を思いやった。