吉本興業が未来のブロードウェースターを発掘・育成を目的に昨年4月に開校した「ヒントン・バトル ダンスアカデミー(HBDA)」の公演「HBDA SHOWCASE 2018」が13日、東京・ニューピアホール竹芝で開催された。

 HBDAはブロードウェーの“レジェンド”であるヒントン・バトル氏が公演の演出、脚本、振り付けを担当している。

 ショーの合間に自ら売り子や清掃員に扮して観客に話しかけたヒントン氏は「僕と吉本興業さんと学校を作ることができて、とても光栄です。本当に生徒たちは頑張って、このショーを作り上げてくれました」とたたえた。

 ビヨンセやマドンナの振付師としても知られるアンソニー・バレル、映画「座頭市」「TAP THE LAST SHOW」に出演、振り付けを行ったHIDEBOHら世界的ダンサーもかかわり、ヒップホップ、バレエ、タップなど多彩なダンスで観客を楽しませた。

 公演の後半はダンサーの生徒たちが高校生に扮してパフォーマンス。女ピン芸人のゆりやんレトリィバァ(27)、お笑い芸人のなだぎ武(47)、くまだまさし(44)がゲスト出演した。

 なだぎは高校教師役として登場。教育実習生として参加したゆりやんは「アンジェリーナ・ジョリーです!」と自己紹介して、失笑を買った。

 また、くまだは転校生として登場し、得意の風船芸を披露。左鼻で風船を膨らませながら、右鼻でリコーダーを吹いて会場を沸かせた。