女優・中山美穂(48)が12日、都内で主演映画「蝶の眠り」(5月12日公開)のプレミア試写会に出席した。

 5年ぶりの映画主演を決めたのは、韓国人のチョン・ジェウン監督から熱望されたからだ。「監督からとても長いお手紙をいただいて、それに感動してお引き受けしようと思いました」と明かした。

 共演は永瀬正敏や勝村政信ら実力派や若手人気女優の石橋杏奈ら。特に永瀬とは30年来の友人という中山は「台本に名前が書いてあり『あっ、永瀬君だ』と思って電話したら『そうだよ、美穂がやるんだから(自分も)やるんだよ』と言っていただいて」とうれしそうに笑みを浮かべた。

 一人異彩を放っていたのが音楽監督を務める“元ゴーストライター”新垣隆氏だろう。「デビューした時からみんなのアイドルでした」と憧れの中山を前に緊張して目を合わせられず。中山が気さくに「今度、音楽の方でもバンドに参加させていただいて」と、なんと新垣氏や「ゲスの極み乙女。」川谷絵音らのバンド「ジェニーハイ」への参加を希望。新垣氏はもちろん快諾した。

 中山にとってはリップサービスだったのかも知れないが、実現してもおかしくないほど、近年は多彩で積極的な活動を見せている。

「一昨年に小劇場で初めて舞台に挑戦し、高い評価を得ました。他にも音楽活動やテレビドラマへの出演も多い。今回の映画もそうですし、4月19日スタートのテレビ朝日のドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官』への初回ゲスト出演も決まっています」と芸能プロ関係者。

 アイドルとしてデビューして30年以上たった中山は2002年、作家の辻仁成(58)と結婚し、パリで生活していたため、芸能活動をセーブしていたが、14年に離婚。その後は日本に戻って活動を再開し、はや4年がたち充実しているようだ。