お笑いコンビ「麒麟」(川島明=39、田村裕=38)が10日、NHK名古屋放送局で、全国放送のバラエティー番組「境界調査バラエティー ニッポンのワケメ」(5月1日午後7時30分)の収録に臨んだ。

 2人はMCを担当し、グルメ、言葉、習慣など、全国に多々ある「他人との違いの境界線」を「ワケメ」とし、その場所や理由を調査する。NHK名古屋といえば、千原ジュニアを起用した「超絶 凄ワザ!」を制作するなど、その企画・制作力には定評があり、今回もゲストに中尾彬、磯野貴理子、アンガールズ・田中卓志に大島麻衣と、30分の単発番組とは思えないメンバーを集めた。

 制作陣にも「凄ワザ!」やドラマの主要スタッフが加わり「NHK名古屋制作部総力挙げての番組」(小川康之担当プロデューサー)というだけに、レギュラー化の可能性もあるという。

 これに麒麟の2人も反応。コンビでMCを務めていた番組が先月末で終了したこともあり、川島が「名古屋は境界を決めるのにうってつけの場所。第1回は気合の入ったメンバーが集まってくれた。1回といわず、ずっと続けたいです」と言えば、田村も「本当に意外な事実が見えてきた。ひょっとして学会に発表できるような、すごく大きなテーマも見つかるような気がした」と声を大にした。

 さらに「男女どっからが付き合ってるのか」(川島)、「女性側から離婚する夫婦、男性側から離婚する夫婦は、どの地域が多いのかとか、夫婦にまつわることを深く掘り下げたら」(田村)と、2人は微妙なワケメ題材も提案。意外にも「できます」(小川プロデューサー)とNHKサイドからOKをもらったが、実現するか否かは“第一弾”の反響次第だ。