ヘルニアのため「仮面女子」からの卒業を発表した“まきてぃ”こと北村真姫(23=アーマーガールズ)が7日、都内の仮面女子カフェで卒業ライブを行った。

 北村は2月にブログで卒業を発表。最後のステージは、全曲思い入れのある曲をセレクトし、北村は3代目ぱー研!、仮面女子、アーマーガールズとして出演した。会場を埋め尽くしたファンはおバカキャラの北村に何度も「バカ」コールを浴びせた。

 北村は最後のあいさつで「仮面女子として、さいたまスーパーアリーナ(2015年)に出演できたことが宝物です。ファンとメンバーに出会えて幸せでした。アイドル人生に悔いはありません」と感謝した。それから、独りステージに残った北村は仮面と武器を置きアイドル人生を終えた。

 卒業式を終えた北村は「ご当地アイドルとして活動していたが、ビッグになりたくてアイドル戦国時代のど真ん中、東京・秋葉原で活動する仮面女子を目指した。昇格テストまでの1週間で、曲と振り付けを覚えるため朝から深夜まで練習した1週間は本当につらかった。みーしゃん(リーダー・窪田美沙)が終電を逃してまで教えてくれたからアマガになれた」とアイドル人生を振り返った。

 窪田は「MCでも楽屋でも面白く盛り上げてくれていた真姫がなくなるのは寂しい。でも、胡桃そらちゃんのキャラが似てきたので“2代目まきてぃ”として期待しています」と新メンバーに期待を寄せた。1月に昇格した胡桃は「この2か月で、まきてぃと急速に仲良くなった。もっと早く出会えていたらよかった」とコメントした。そんな胡桃に北村は「自分を出すことが大事だと思う。私は最初は隠していたけど、最初の生誕祭でバカを出し始めたら、皆さんは受け入れてくれた。それから、楽しくなった」と後輩に「バカになれ」とアドバイスした。また「仮面女子は女の子集団にあるようなもめ事とか派閥がない。みんな仲が良く、協力し、助け合うのは仮面女子だからこそだと思う。かっこいいパフォーマンスと仮面を外した萌えギャップで、今後のアイドルはAKBではなく仮面女子と言われるようなってほしい」と“最強の地下アイドル”のさらなる飛躍を期待した。