落語家の月亭可朝(本名・鈴木傑=すずき・まさる)さんが、3月28日に急性肺腺維症のため80歳で死去したことを受けて、直弟子の月亭八方(70)、上方落語協会会長の桂文枝(74)が追悼コメントを寄せた。

 月亭八方「残念です。生前はお世話になりました。師匠可朝になりかわり御礼申し上げます」

 桂文枝「本当に面白くて、規格外の方でした。この世界に入った時から可愛がっていただきました。稽古に初めて行った時アパートの二階の部屋の押入れにバスタブがあって、びっくりしたのが、びっくりの始まりでした。本当に、映画や余興の仕事で、いっぱい思い出がありますが、そもそも繁盛亭を作ろうと決心したのも、これだけ売れたんやから、落語界に恩返しせないかんでと、言われて始めたのですが、そのことを忘れておられたのはショックでしたが、とにかくいろんなことで、支えていただきました。ありがとうございました。感謝をしきれませんが、心よりご冥福をお祈りしたいと思います」