パーキンソン病から復活の梅原“PAUL”達也 35周年ライブ成功の裏に壮絶手術

2018年04月10日 11時00分

パワフルなステージを見せた梅原(左)

 1983年にメジャーデビューしたハードロックバンド「44MAGNUM」のボーカルで、若年性パーキンソン病を公表していた梅原“PAUL”達也(57)の復活が音楽関係者の間で話題になっている。

 35周年ライブを先週に都内で開催した「44MAGNUM」。ボーカルの梅原は2006年、若年性パーキンソン病にかかったことを公表し、闘病生活はNHKのドキュメント番組でも放送された。16年には、頭の中に電極を埋め込み、脳神経を制御する手術に踏み切った。手術後のリハビリを経て、パワフルなステージを復活させた。

 闘病に専念した時期には、ボーカルを息子STEVIEに預けて休んだこともあった。今回、ほぼすべてを梅原が歌い上げ、80年代の全盛期同様の4人編成のステージを行った。

 梅原は「ジミー(ギタリスト広瀬“JIMMY”さとし)と2人の時もあった。同じメンバーで35周年という日を迎えることができたのは奇跡だと思う。楽しんでいこうぜ」と話した。

 80年代の名曲を中心に吉川“BAN”裕規(ベース)のKISS風ハイトーンバックコーラスで再現。大盛り上がりを見せ、2時間半のステージを終えた。

 音楽ライターの土屋京輔氏は「デビュー35周年を迎えた今年の活動がいかに重要なものであるのか。誇らしい自身の歴史を、新鮮味も交えて体現したライブは、メンバーの熱い思いが感じ取れた。難病と闘いながら必死に歌い続けるPAULのみならず、ステージから放たれる熱量のすさまじさは“残された時間”を全員が覚悟しているからこそ生まれていると言えるかもしれません」と話している。