女優・菜々緒(29)の快進撃が止まらない。14日スタートの日本テレビ系の新ドラマ「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」(毎週土曜夜10時)で、ゴールデン、プライム帯初の連ドラ主演となる菜々緒。昨年のNHK大河「おんな城主 直虎」をはじめドラマに映画にと引っ張りだこの人気ぶりだが、この背景にはジャニーズとの“良好関係”があると指摘する関係者がいる。どういうことか――。

 昨年は年間で「おんな城主――」で徳川家康の正妻を演じながら、1月期は「A LIFE~愛しき人~」(TBS系)で木村拓哉と共演、7月期には「ボク、運命の人です。」(日本テレビ系)に出演。今年に入っても1月には「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系)で再び木村と共演し、いよいよ今月からGP帯で初主演のドラマを持つまでになった。映画でも昨年大ヒットした「銀魂」で堂本剛の女子分役で好評を博した。もはや飛ぶ鳥を落とす勢いの大活躍ぶりだ。

 そんな菜々緒が、数多く起用される背景にある事情をテレビ局関係者はこう分析する。

「いまどきは珍しく、ちょっとイヤな女役とか悪女ができる女優なんです。女優といってもやっぱりいい人を演じたがる人が多いですからね。嫌みな雰囲気を出せる人って少ないので、重宝されるっていうのはあると思います」

 確かにイヤミな女役ができることが、いまのドラマでは格好の起用材料にもなると言われるが、それだけではなさそう。

 ある芸能プロ関係者は「共演しているタレントを見れば分かると思いますが、ジャニーズ(事務所所属)が多い。つまりジャニーズサイドから共演OKが出ていて、なおかつ共演させやすい女優ということなんでしょうね」と話す。

 実際、「A LIFE」と「BG」では木村拓哉、「ボク、運命の人です。」では亀梨和也、山下智久、「Miss デビル――」でもジャニーズのグループ「Sexy Zone」の佐藤勝利と共演する。

「当然ですが、ジャニーズタレントのファンがほとんど女性なので、相手の女優に対して敏感になる面がある。女性ファンの好感度が高いのはもちろんですが、共演したときに、見ている人に“この2人、怪しいんじゃないの?”なんて心配させるような女優はNG。そういう意味では、一癖も二癖もありそうな菜々緒ならジャニーズタレントの恋愛対象には見えにくく、おまけに女性からカッコイイと見られている点など、共演OKの条件にピッタリでしょうね」(前出の芸能プロ関係者)

 ドラマ界において相変わらずジャニーズタレントはなくてはならない存在。それだけに菜々緒の快進撃は、まだまだ続きそうだ。