元宝塚スターの遼河はるひ(42)が5日の中日—巨人戦(ナゴヤドーム)で人生初の始球式を行った。

 宝塚歌劇団82期生とあって背番号「82」のユニホーム姿でマウンドに登場。登板直前の松坂大輔投手(37)には「緊張感があるので、それを崩さないように、話しかけず、会釈だけしました」と気を使ったという。

 肝心の投球は、練習ではノーバウンドでうまくいったというが、投球は立岡の背中を通ってツーバウンドで捕手のミットに収まった。「指に力が入ってしまった。最後はやっぱり女子が出ちゃいました」と頭をかいた。

 名古屋市出身とあって大のドラゴンズファン。「小学校の給食のときは燃えよドラゴンズの曲が流れていました。ナゴヤ球場にはよく野球を見に行っていて、ずっと始球式をしたいと思っていた」と、念願の夢がかなって満面の笑みを浮かべた。