妻夫木聡 主人公起用の理由は“いじめられる対象になりやすい”

2018年04月05日 16時39分

会見する野田氏(左)と出演者たち

 野田秀樹氏(62)が主宰する「NODA・MAP」の第22回公演「贋作・桜の森の満開の下」の制作発表会見が5日、都内で行われ、俳優の妻夫木聡(37)、深津絵里(45)らが出席した。

 今作は野田氏が作家・坂口安吾氏の「桜の森の満開の下」「夜長姫と耳男」を主なベースとして野田氏が描き下ろした戯曲。1989年の初演以来、92年、2001年と再演され、昨年は歌舞伎版としても上演された。

 野田氏、堤真一(53)、中村勘九郎(36)が演じてきた主人公・耳男を演じる妻夫木は「この舞台を拝見したことがなかったので、知らない強みは出せるかな。出たとこ勝負というとおかしいですが、身を任せようと思います」と意気込んだ。

 妻夫木の起用理由を聞かれると、野田氏は「僕の勝手なイメージなんですけど、私と一緒で弱っちいんですよ。いじめられる対象になりやすい」。これには妻夫木は「光栄です」と苦笑いした。

 01年上演の同作に出演した深津は再び「夜長姫」役を演じる。妻夫木とは何度も共演経験がある深津は「一番共演回数が多いかもしれないけど、(妻夫木は)毎回慣れることがなくて、どんどん進化してる。自分を高めようとする姿勢がいつも変わらない。とても安心感があるし、親戚みたいな感じ」と言うと、妻夫木は「ぜひ親戚になっていただいて…うれしいです」と笑顔を見せた。

 また、女優の天海祐希(50)が演じるオオアマ役は夜長姫などに愛される男役。天海は95年に宝塚歌劇団を退団して以降、23年ぶりに男役に挑戦する。

 天海は「宝塚退団後、初めて男役をやらせていただきます。ちょっと、鈍っているかもしれないですけど、美しい方々から恋をされるということで、本当にカッコよくないといけないなと思います」と気合を入れた。

 オオアマを愛する夜長姫役の深津は「天海さんとは初めて共演させていただくのですが、この作品のために今まで共演しなかったんだろうなというくらい、奇跡的なものを感じている」と話した。

 同作は9月1~12日まで東京公演(東京芸術劇場)、同28日からフランス・パリ国立シャイヨー劇場で上演。10月13~21日まで大阪公演(新歌舞伎座)、同23~29日まで北九州公演(北九州芸術劇場)。11月3~25日まで再び東京芸術劇場で上演される。