お笑い芸人・ブルゾンちえみ(27)が4日、中日―巨人戦(ナゴヤドーム)で人生初の始球式に挑戦した。

 ブルゾンちえみが大ブレークのきっかけとなったネタで用いたオースティン・マホーンの「Dirty Work」を、昨季新人王を獲得した中日・京田陽太内野手(23)がホームゲームの打席登場曲に使っていた縁で実現。背番号35のユニホームでマウンドに上がると、ドーム内から即座に「35億!」の大合唱が沸き起こった。

 通常なら先攻の巨人の1番打者と対戦するが、この日は〝特例〟で打席には京田が登場。足を高く上げたダイナミックなフォームから投じたボールは、山なりながらノーバウンドで捕手を務めた背番号35の木下拓のミットに収まった。

 球速は〝お約束〟の「35億キロ」と表示され「とにかくあれで良かったのかなって一瞬、不安だったんですけど、拍手と歓声がきたのでホッとしました。今までで一番たくさんの人の声で、こんなに一気に『35億!』と言ってもらえたことはないです」と笑顔を見せた。

 投球の自己採点はもちろん「35点では低すぎるので35億点です」と最後まで周囲の爆笑を誘った。