NHK退職 有働由美子アナウンサーの野望

2018年04月05日 11時00分

有働由美子アナ

 NHKの朝の情報番組「あさイチ」で3月30日まで8年間メインキャスターを務めた有働由美子アナウンサー(49)が、同31日付でNHKを退職していたことを3日に発表し、波紋が広がっている。今後は「一ジャーナリストとして」活動していくと表明した有働アナは、紅白歌合戦の司会などで長年、NHKの顔として活躍しただけに、その動向が注目されるところ。人気アナの近未来とは――。

「あさイチ」降板の翌日に、27年間勤めてきたNHKも退職していたことが分かった有働アナは、3日に同局を通じて「今後、一ジャーナリストとしてNHKの番組に参加できるよう精進してまいります」とコメントを出した。

 さらに「海外での現場取材や興味ある分野の勉強を自分のペースで時間をかけてしたいという思いが捨てきれず、組織を離れる決断をいたしました」と今後の仕事への意気込みも明かした。

 1991年にNHKに入局。4年目で「NHKニュース おはよう日本」を担当し、スポーツ番組などでも活躍。2001年には、紅白歌合戦の紅組司会に抜てきされた。12年には紅白の総合司会も務め、昨年も横浜アリーナから中継する桑田佳祐のリポーターとして出演した。10年からは「あさイチ」の司会としてすっかり“朝の顔”となっていた。

 あるNHK関係者は「毎日の生放送はやはり彼女を相当疲弊させていったようです。ずいぶん前から“番組から降ろさせてほしい”との希望を上層部には伝えていたようです。ただ、視聴率もいいし、できれば続けてほしい上層部の強い思いから、引き留められて出演していたのですが、あまりに忙しすぎるため『私生活も充実させたい』と思い始めたといわれています。さすがにこれ以上は…との思いになったそうで、そんななかで、退職の選択肢も出てきたのでしょう」と語る。

 現段階では、本人のコメントにあるように「一ジャーナリストとして」活動していくようで、別の局内関係者は「いまのところ、結婚という話もなさそうです。それに、NHKを辞めたからといって、すぐにどこかの芸能プロダクションと契約することもいまのところないようです。フリーのアナウンサーというよりも、それこそ“女版・池上彰”のような立場を目指していくのではないでしょうか」と話す。

 しかも「あさイチ」の実績はもちろん、昨年末に発表された「好きな女性アナウンサーランキング」(オリコン調べ)では日本テレビの水ト麻美アナに次ぐ2位。視聴率を持っているアナウンサーだ。本人の希望とみられる“女・池上彰”への可能性は十分ある。

「NHK内の実績を比べると、池上さんは記者から子供番組の『お父さん』としてニュース解説をして話題になり、定年前に退職し、民放で解説者として人気者になった。有働さんの場合はアナ職のまま赴任したアメリカ総局では記者経験もあり、局内では退職時の池上さんよりも役職は上。知名度でも上ですから、民放各局は解説者やコメンテーターなどでも欲しがるでしょう」(芸能プロ関係者)

 確かにお堅いニュース中心の池上氏よりも、下ネタもいけるほど守備範囲が広い有働アナだけに、マルチキャスターとしての活躍は大いに期待できそうだ。さらに今後、注目されそうなのは所属先だ。

 別の芸能プロ幹部は「当然でしょうが、人気実力兼ね備えた有働さんですから、これまでにもフリーにならないかという、高額の移籍金付きの誘いはクサるほどあったはずです。ただ、NHKからは離れないだろうと、ほとんどの関係者は思っていたから、一時期あった引き抜き合戦も下火になっていた。でも、NHKを辞めてしまった以上は獲得に手を挙げる事務所はかなり出てくるでしょう」と証言する。

 退職後も元「NHKの顔」の存在感は増す一方だ。

関連タグ: