千原ジュニアが力説した「ツッコミ」と「注意」の違い

2018年04月07日 16時30分

千原ジュニア

【現役放送作家X氏の芸能界マル秘ウラ話】若手芸人と合コンに行くと、女の子に対しボケまくり、相手が飽きてしまうことも少なくない。その一方でベテラン芸人はあまりボケない。ボケであろうが、ツッコミに徹することが多い。その結果、宴はかなり盛り上がる。ツッコミは、女性を喜ばせる有効な技になる場合があるのだ。

 おぎやはぎの小木博明は、ツッコミの名手・くりぃむしちゅーの上田晋也を「本当は、一番モテる人なんだろ」と考えている。

「グラビアの子がさ、よく言うのはさ、番組出た時に、自分を面白くしてくれたり、フォローしてくれる人を好きになっちゃうって言うもんね。上田さんって、そういうの完璧じゃん。ボケはそこに気が回らないもんね。ヘタしたら、ヤッてんじゃねぇの? 何人か」と絶賛している。

 ここで「ツッコミとはなにか?」が気になる。

 千原ジュニアによると「なんかこう…輪郭をハッキリつけてあげるというか、縁取りしてあげるということ。一つの笑いがある、これを縁取りすることによって、より引き立たせるっていうのがツッコミだよね」と後輩芸人のタケト(元Bコース)に語っている。

 気をつけたいのは、せっかくおいしくしてあげようとツッコんでも、単なる“注意”になってしまうことがあるということだ。

「たとえば、俺とタケトが喫茶店に行きました。それで『俺はホットコーヒーで、タケトは水道水でエエな?』と。『いや、なんでだよ』『なんでやねん』ってなるやん。これは、いわゆるオーソドックスな一番手前のツッコミ。でも、それが笑いにならへんやん。ということは、もうツッコミじゃないねん。否定というか、0やん。これに対する注意が『全然オモンないから』。これはもう笑いをとりに行こうとしていない。『東京の水道水はおいしいからね』って言う方が、笑いになるやん。これがツッコミやねん。『なんでだよ!』は、手を抜き過ぎやもん。ツッコミと注意の違いは、笑いに向かっているかどうか。志の問題かもわからん」と力説する。

 では、どうやってツッコむ準備をしておけばいいのだろうか? ツッコミの後の補足説明が長いという手法を確立した南海キャンディーズの山里亮太は、ツッコミワードの拾い方として「本を読む時に、気に入った言葉とかあった時は、残しておこうかなって思います。テレビを見ている時とかもですけど『こんな副詞、形容詞あるんだ』とか」と明かしている。

 また、ありふれた言葉でも、組み合わせを変えて、自分っぽくアレンジするのが重要だという。

☆プロフィル=1967年、東京・神楽坂生まれ。23歳の時にラジオ番組で放送作家デビュー。現在はPTAから苦情が絶えない某人気バラエティー番組やドラマの脚本を手掛ける。