俳優の藤原竜也(35)、椎名桔平(53)らが4日、都内で行われた舞台「レインマン」の取材会に出席した。

 同作は、米映画「レインマン」(1988年)を舞台化したもの。事業に失敗して破産寸前となったチャーリー(藤原)が、父の莫大な遺産を目当てに、重度の自閉症の兄レイモンド(椎名)を施設から連れ出し、旅に出る。

 2人は、今回が初共演。藤原が「(椎名は)頼りがいのある人。舞台が一緒で良かった」と言えば、椎名は「藤原君を、彼が若いころから見ていたので正直、少年というか…。今、こうやって見ると大人で男性的だなぁと思いましたね(笑い)」と冗談で笑わせた。

 映画版では藤原の役をトム・クルーズ(55)、椎名の役をダスティン・ホフマン(80)が演じた。椎名はそのことにも触れ、藤原を「僕よりも、トム・クルーズよりも男前」と絶賛。続けて「真っすぐ演劇の道を歩んできた印象がある。そういう方とご一緒できるのは、喜ばしいこと」と語った。

 稽古入りは6月ごろから始まる予定。藤原は「この舞台で、また新しいレインマンが生まれてくるのではという手応えがあります」と話し、「ぜひ会場へ足を運んでいただけたら」と呼びかけた。

「レインマン」は7月20日~8月4日まで、東京・渋谷区の「新国立劇場 中劇場」で上演される。