アイドルグループ「NMB48」の“フレッシュレモン”こと市川美織(24)が3日、大阪市のオリックス劇場で卒業コンサート「~今が旬!難波育ちフレッシュレモン、出荷します~」を開催した。

 2010年に「AKB38 第10期研究生オーディション」に合格して加入した市川は、13年からNMB48を兼任。14年の「AKB48グループ大組閣祭り」でNMB48に移籍した。「フレッシュレモンになりたいの~」のキャッチフレーズと、小顔過ぎるルックスで人気を集めた。

 トレードマークにもなっているレモンのかぶりもの姿で登場した市川は、オープニング曲で「檸檬の年頃」を熱唱。「レモン祭りだー」と絶叫すると、他のメンバーもかぶりものをかぶって登場した。

 ホームベースのかぶりもの姿で現れたキャプテン・山本彩(24)は「オープニングからふざけすぎちゃう?」と突っ込んだが、市川は「いやいや。これくらいやっとかんと。お笑いですから」と意に介さず、会場の笑いを誘った。

 その後も「やりたい曲をやってたら、全部出ることになっちゃった」と全27曲全てを歌い上げてファンの声援に応えると、笑顔の次のようにあいさつした。

「フレッシュレモンもだんだんしおれて、アイドルに自信がなくなった時期がありました。それを変えてくれたのがNMB48でした。AKBのメンバーから『上を向いて輝いているよ』って言ってもらえて、NMBに来たことで、もう一度輝けるんじゃないかと思えたんです。NMBに来て良かったし、最後を迎えることができて、うれしく思います。ここまで支えてくださって、本当にありがとうございました」

 16日には地元・埼玉でも卒業コンサートを行う市川は、AKB入りする前から子役として芸能活動を行っており、今後は女優などをメインに芸能活動を続けていく。最後は「to OMIYA」と書かれたレモンの箱の中に納まり「皆さんに出会えて幸せでした。また会いましょう」と言い残し、出荷されていった。