ロックバンド「X JAPAN」のリーダー・YOSHIKIが30日、TBS系「中居正広のキンスマスペシャル」に出演し、1998年に亡くなった故hideさん(享年33)への思いを告白した。

 97年、Toshlの洗脳騒動(脱退)を発端に、X JAPANが分裂状態となったことからYOSHIKIは解散を発表。同年12月31日に解散コンサートを行った。その後、ソロ活動で成功を収めたhideさんと「新しいボーカルを見つけたらX JAPANを再結成し、再び全米進出を目指そう」と話していたことを明かした。だが、解散コンサートから5か月後、米国のYOSHIKIに届いたのは訃報だった。

 YOSHIKIの心を打ちのめしたのは仲間の死だけではなかった。翌日、ファンの後追い自殺をニュースで知ったYOSHIKIは、人前に出られる状態ではなかったが、悲しみの連鎖を止めるため、カメラの前に立ち、メッセージを発した。

 スタジオで当時のVTRを見たYOSHIKIは「今でも自殺ではないと思っている。奇抜に見えますが、頭も良くてすごく冷静に考える人。そういうタイプではない」と振り返った。ただ、「ただ、死んだことに変わりない。それはつらかった」と話した。また、「自分がX JAPANに誘わなければ、死んだりしなかったのでは、と自分を責めました」と当時の心境を明かした。

 X JAPANは2007年、Toshlが復帰する形で活動を再開した。