歌手の森昌子(59)が「第39回松尾芸能賞」の優秀賞(歌謡部門)を受賞し、28日に都内で行われた贈呈式に出席した。

この賞は、日本の伝統ある劇場芸能を助成、振興するために設立。過去には女優の山本富士子や故中村勘三郎さんら日本を代表する芸能人が受賞している。

 森は13歳でデビューして以来、第一線で活躍。主婦業のため20年間休業していた時期もあったが、2006年に見事復帰し、今では精力的に全国ツアーを行っている。今年で還暦を迎えるが、いまだにコンサートではセーラー服で代表曲「せんせい」を歌う。しかも、最近はコントまで取り入れているというから驚きだ。

 森は「望外の喜びで胸がいっぱいです」と感謝の言葉を述べた上で「20年間のブランクは甘くなかったけれど、これからもみなさんと一緒に楽しみたいと思います」と語った。この日のステージでも「越冬つばめ2018」を圧倒的な声量で歌い上げ、贈呈式を盛り上げた。

 芸能関係者が言う。

「子育ても終わり、もうこれからは自分のやりたいことをやると決めているそうです。コンサートでコントをやるときも本当に楽しそうにやっていますよ。一応、台本はあるんですが、セリフはすべて無視してアドリブでやっているほどです(笑い)」

 くしくも27日には同じ“花の中三トリオ”のメンバー桜田淳子が1年ぶりにイベントに出演したばかり。これはトリオ復活の機運も高まりそうだが…やはり期待薄だ。

「まず山口百恵さんが復帰の可能性がありませんからね。それに桜田さんもいまだに統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の熱心な信者です。イベントをやっても世間の反発は強く、本格復帰は厳しいのではないか」(テレビ関係者)

 このまま森が“ピン”で活動するしかなさそうだ。