藤井聡太六段 中学生最後の対局で敗れる

2018年03月28日 19時07分

中学生最後の対局で敗れた藤井聡太六段

 将棋の藤井聡太六段(15)が28日、大阪市の関西将棋会館で行われた王将戦1次予選で、井上慶太九段(54)と対局し、137手で敗れた。

 2017年度の最終対局、かつ中学生棋士として迎える最後の対局となった藤井六段。中盤には形勢有利とも伝えられたが、「得意の(矢倉の)形でいきました。一方的な将棋にならないよう粘り強く指しました」という井上九段の前に屈した。

 すでに日本将棋連盟から本年度の対局数、勝数、勝率、連勝数で1位となることが発表されていたが、最終的な今年度の成績は61勝12敗、勝率8割3分6厘。久しぶりの敗戦に「初めて指した形だったんですが、感覚がつかめていなかったというか、早い段階で形勢を損ねてしまい、どう粘るかという将棋になってしまいました」と振り返った。

 連勝記録も16でストップしたが、普段から「意識していない」と話しているだけに「仕方がないことかなと思います」とサバサバ。「まずは内容の方をしっかり反省したい」と前を向いた。

 ここまでは淡々と応じていた藤井六段だが、年度末ということもあり、一年間の総括や意識の変化についての質問が相次ぐと「うーん、そうですね…」としばし沈黙。扇子をはじいてみたり、目を閉じたままになったりと悔しさをにじませた。

 それでも「今の段階で、これまでの結果に対しての評価はまだ早いかなと思います。いつも実力をつけることを最優先にしたいと思っていますので、変化というのはあまりないです」と絞り出し、中学生最後の対局を終えた。