香取慎吾が発信した「PBI」活動とは

2018年03月29日 11時00分

香港に自身で描いた壁画を前に笑顔を見せる香取

 元SMAPの香取慎吾(41)がレギュラー出演する「おじゃMAP!!」(フジテレビ系)が28日、最終回の日を迎えた。同番組終了により、香取は芸能活動30年のキャリアで初めて地上波レギュラー番組がなくなったが、一方でネットの動画・映像配信の仕事のオファーは急増しそうだ。27日には香港の街中の壁に描いたストリートアートのお披露目イベントに登場した香取。自称“パーフェクトビジネスアイドル”の今後を追った。

 2012年から「アンタッチャブル」山崎弘也とのコンビで放送されてきた「おじゃMAP!!」が28日の3時間スペシャルでフィナーレを飾った。香取がプライベートで足しげく訪れるというイタリアの“水の都”ベネチアへ山崎を連れ出し、超豪華な2人旅を敢行し、大団円を迎えた。

 これで、SMAPとして1988年に芸能界デビューした香取の地上波レギュラー番組はすべて終了。ともにジャニーズ事務所から独立した稲垣吾郎(44)、草なぎ剛(43)の元SMAPトリオは、口さがない芸能関係者から「ピンチだ」とささやかれている。しかし、実際はそうでもないという。

「テレビ各局と違い、ジャニーズに“忖度”する必要のないネット業界、特に動画・映像配信サービス各社が“おいしいチャンス!”とばかりに触手を伸ばしている。具体的に言うと、香取に対してはAmazonプライム・ビデオやネットフリックス、Hulu、GYAO!、ニコニコチャンネルといったオリジナルコンテンツを制作する大手動画・映像配信サービスが企画を立案しているようだ」(IT関係者)

 香取ら3人は昨年11月、ネットテレビ局AbemaTVの特番「72時間ホンネテレビ」に出演して大反響を呼んだ。これが、2月の本社制定「第27回東スポ映画大賞」に併設の「第18回ビートたけしのエンターテインメント賞」(ビートたけし審査委員長)で「話題賞」の獲得につながった。

 動画・映像配信の仕事で好評を得て新境地を切り開けば、テレビ各局はジャニーズに“忖度”している場合ではなくなりテレビ復帰もあり得る。そもそも香取ら3人と「また仕事がしたい」というテレビ局関係者は多い。

 香取は2月、自身のツイッターに「僕は心を開かないビジネスアイドルじゃない 心を開かないパーフェクトビジネスアイドルだ!!!!!」とつぶやいた。かねて「内向的」と公言している割に、そのウラで人懐っこい一面もある。そんな別の顔は、前出の「――エンターテインメント賞」授賞式でのぞかせている。

 27日には、香港島中環のオールド・タウン・セントラル(OTC)エリアの街の壁に画家としてストリートアートを描き、現地でのお披露目イベントに登場した。これが自ら発信したパーフェクトビジネスアイドル(PBI)としての仕事だろう。

 壁画を描いたのは些利街(シェリーストリート)の世界一長いエスカレーターとして知られるミッドレベルエスカレーターの側面。香港政府観光局が「世界的な活躍が期待されるアーティスト」として香取に作品を依頼し、香取は24~27日の隔日、深夜から早朝にかけて描いた。

 公開された龍の作品を前に、笑顔で登場した香取は「初めて香港で映画を撮影した20年前から香港では広東語で“大口仔”(大きなお口の男の子)というニックネームで呼ばれています。20年後に龍になって香港に戻って来たという意味を込めてこの絵を描きました」と笑いを誘いつつ、作品に胸を張った。

 こうした活動だけでなく、出演作のオムニバス映画「クソ野郎と美しき世界」(4月6日公開)の封切りが目前に迫り、大きな話題を集めているのは周知の通り。元SMAPトリオの未知なる挑戦はこれからも続く。