タレントの坂上忍(50)が21日に放送されたフジテレビ系「バイキング」に出演。度重なる相撲界の暴力問題について、自身の「暴力の定義」を明かした。

 番組では貴乃花部屋の十両貴公俊(たかよしとし=20)が支度部屋で付け人に暴行を加えた問題について特集。騒動の経緯や貴乃花親方(45=元横綱)の妻・花田景子さん(53)が、部屋の公式サイトに異例の謝罪メッセージを掲載したことなどを伝えた。

 相撲界で暴力問題を撲滅することができるかが話題に上る中、どこまでが暴力になるのかが議論になった。元幕内力士・大至(49)が現役時代に受けた“教育的指導”を紹介すると、坂上に話を振られたタレント・森泉(35)は「ゲンコツは暴力?」と疑問を投げかけた。これに坂上は「ゲンコツは暴力です。俺の感覚で言うと、ビンタだったらギリ許す。ゲンコツはアウト」と自身の考えを明かした。

 続けて「それは俺がビンタされたことがあるし、殴られたこともあるから、ビンタぐらいだったら格闘家だったら、ありかなという気がする。でもそれは人それぞれだと思う」と自身の判断基準を説明した。

 また、俳優の梅沢富美男(67)は暴力問題の根底について「相撲界は強い者が上に立つっていう教育だから。芸能界は一日でも先にデビューしてたら先輩だから、それはごあいさつしますよ。でも(相撲界は)強くなれば偉くなるんだから。そういう教育だから、殴っているっていう意識はないんだよ」と持論を述べた。