大橋純子「早期の食道がん」公表 ステージ1でも会見開いたワケ

2018年03月16日 16時30分

緊急会見を開いた大橋純子

「シルエット・ロマンス」などのヒット曲で知られる歌手の大橋純子(67)が15日、都内で緊急会見を開き、早期の食道がん(ステージ1)が見つかったことを公表した。

 大橋は「私にとってつらいご報告をしなければなりません」と神妙な面持ちで切り出した。今年2月の定期検診時に胃カメラで異常が見つかり、同27日の再検査で宣告を受けた。「すぐに治療にかかれば完治できるのではということで、4月以降のコンサートは中止にして治療に専念します」と語った。

 1974年にアルバム「フィーリングナウ」で歌手デビューし、来年で45周年。ホールツアーなどが約15本、予定されていた。ファンに対して「本当に楽しみにしているという声もあったので、中止を伝えるのがつらかった」と悔しさをにじませた。

 がんが見つかったのは、食道の中間部分。歌手にとっては生命線の声帯に影響が及ぶところではないというが、大橋に近い関係者は「最近のコンサートでは、原曲のキーから半音落として歌っていた。彼女が67歳という年齢を感じていたのは確かです」という。

 ステージ1でも、大橋が会見を開いたのには理由があった。関係者は「大きな会場で行うコンサートも予定していた。心待ちにしているファンや、スタッフが中止を納得できる形にするため急きょ会見を行った」と明かした。

 今後の治療方針は未定。復帰の時期については「人それぞれですが、大まかには、今年いっぱいで戻れるかなと思うけど、ちょっとそこはまだ分かりません」と大橋。

 医療ジャーナリスト松井宏夫氏は「食道がんのステージは0~4まであります。大橋さんのステージ1は“がんが粘膜にとどまってはいるが、近くにあるリンパ節に転移が見られる”か、“がんが粘膜の下層まで浸潤しているが、リンパ節などに転移はしていない”のどちらかです」と語る。

 治療法については「まずは内視鏡を使っての治療になると思います。内視鏡による粘膜切除でがんを取れば、治療は終了ですが、取り切れなかった場合には手術するか、化学放射線療法と抗がん剤治療の併用などの選択となります」(同)という。