女優・尾野真千子(36)、ジャズミュージシャン・菊地成孔(54)、本紙芸能面でコラム連載中の編集者・末井昭氏(69)、映画監督の冨永昌敬氏(42)が15日、東京・新宿区の週プレ広場で行われた映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」(17日公開)公開直前サントラ発売イベントに登場した。

 尾野と末井氏は同映画の主題歌をデュエットするという異例の試みに挑戦。音楽監督を菊地氏が担当した。

 尾野は映画のイメージに合わせた着物姿で登場。マイクを握ると「主題歌を担当するのは初めての経験でした。どうぞよろしくお願いいたします」とあいさつ。末井氏は「尾野さんとエンディングのテーマ曲を歌わせていただきました。ちょっと、恥ずかしいですね」と照れ笑いを浮かべた。

 映画化のきっかけは7年前にさかのぼる。冨永監督が末井氏出演のイベントを訪れ、喫煙所で末井氏が1人になるのを狙って、相談を持ちかけたという。

 末井氏は「覚えてます。幽霊のようにすっと現れてね。いいですよ、とお答えしました」と当時を振り返った。

 一方、尾野は「普通にオファーがきまして、台本を読んだら、とても過激だった。こういうのに出演していいのかな、と思ってたんですが、主演が(柄本)佑に決まっていたので、何か面白いことになるかなと。自分からやりたいと言いました」と出演の経緯を明かした。