加藤浩次 後輩を成功させる秘訣は“逆張りスタイル”

2018年03月10日 16時30分

加藤浩次

【現役放送作家X氏の芸能界マル秘ウラ話】いまやワイドショーのMCとしてのイメージが強い極楽とんぼ・加藤浩次だが、芸人としての加藤は、後輩たちに成功をもたらす名プロデューサーとしての顔も持つ。

 ココリコの遠藤章造によると「おぎやはぎさんのWメガネとか、ロンブー亮の金髪とか。『ココリコボンバーズ』のボンバーズを取ってココリコとか」。それらの助言を与えたのが加藤だという。その他、ロンドンブーツ1号2号の田村淳には「若者代表みたいな感じで売っていけ、だから入れ墨も入れろ」とか、胸毛にコンプレックスを持っていたペナルティのワッキーには「それ面白えじゃん、見せろよ」とアドバイスしている。

 実際、おぎやはぎの矢作兼は「普通の見た目で売れるのは難しくて、全員なにかしらキャラがあるんだよ。俺たちだって一応Wメガネなんだから、極楽とんぼ・加藤さんが言ったんだけどね…そしたら、やっぱりちょっとキャラになるもんね」と感謝しているようだ。

 中には、スマートではない助言もある。

「極楽さんで言ったら、変な話、山本(圭壱)さんを太らせたじゃないですか…加藤さんのプロデュースは、恐ろしいものもあるからね(笑い)。あの人(山本)、真面目だから、『そっからだよ。ほか弁行ったらさ、毎回、弁当を2個にしてんだよ』って…。倍食ってたって。関取みたいな話ですよね。その代わり、キレが悪くなっちゃダメだからって、ダンスとかのキレで、『動けるデブっていうのは、俺が最初なんだよ』って言ってましたけどね」と遠藤は振り返る。

 加藤本人は、この件に関し「太らせたっていうか、中途半端だったの。会った時から、ぽっちゃりだったの。それで『山さんさぁ、中途半端じゃねぇか?』って。『なんか、アレだな、もっと太って動けたほうが、俺は面白いけどね』って言い方よ。地味に、豚の角煮とか渡したってことじゃないよ。ちゃんこを毎晩食わせてたとかってことじゃないよ」と、笑いながら弁明している。

 かつて加藤は自分自身に対しても演出を加えていた。「クオーターとか憧れるじゃん。かわいいからね、子供のころ。だから、七丁目劇場(東京初の吉本の劇場)ができて、ココリコとかロンブーとかペナルティとか入ってきた時にさ、俺、ずっと『北海道の人間と、ロシア人のハーフだ』って言ってた。信じてんだよな、周りは」と、少々、見栄えを気にしていたようだ。

 そんな加藤を山本は分析する。「アイツ(加藤浩次)って、結局、人が言うことの逆張りをする男なんですよ。持論がないんですよ。相手が言っていることの全て逆張りで、自分の意見でなくても、逆張りで相手を論破しようとする」と。これは、加藤の飲み会でのトークスタイルだが、後輩たちが有名になるきっかけを作った助言にも、若干、逆張り傾向が読み取れる。しかし、それが意外にも成功の秘訣なのかもしれない。

☆プロフィル=1967年、東京・神楽坂生まれ。23歳の時にラジオ番組で放送作家デビュー。現在はPTAから苦情が絶えない某人気バラエティー番組やドラマの脚本を手掛ける。