なぜだ!? フィギュアスケートの元世界女王でプロスケーターの安藤美姫(30)が、平昌五輪に謎のノーコメント――。都内で1日に開かれた展覧会「スヌーピー×おもしろサイエンスアート展 SNOOPY FANTARATION」(19日まで)のオープニングイベントでのことだ。

 年季の入った黒ずんだスヌーピー人形を持参した安藤は「私が生まれた時から一緒。そばにいないと、大泣きして幼稚園へ行くこともできなかった」と回顧。現役時代も振り返り「(スヌーピー人形が)いないとさみしい。4回転(ジャンプ)を跳んだ時も、トリノ五輪の時も連れていった」と笑顔を見せたところまではよかったが…。

 平昌五輪の感想を報道陣に求められると「スヌーピーの質問じゃないんですね?」と突然、不機嫌な表情に。男子で2連覇の羽生結弦(23=ANA)の演技が終わるとリンクに「プーさん」人形が投げ込まれることに関連して、「(安藤の)お好きなスヌーピーの人形と少しつながりはありますが…」と水を向けられても、笑うだけだった。

 イベント直後には自身のブログを更新し、羽生を絶賛している。それ以前にも五輪の記述は多い。テレビも含む報道陣の前で五輪フィギュアを語ってもよさそうなところだったが…。

 テレビ局関係者は「五輪中の安藤さんは、ツイッターで羽生選手らの演技を解説したのが『分かりやすい』と好評なんです。でも、以前から『テレビの解説がうまくできない』とぶっちゃけていました。だから黙るしかなかったのかも」。

 先月に放送されたバラエティー番組で安藤は、過去に感動したフィギュアの演技を解説。映像を見ながら「ココ~からのココ!」と独特な言い回しで絶叫するだけで、司会者の古舘伊知郎(63)が「安藤さんの解説は、かみしめなきゃダメですね」と苦しげなフォローをするしかなく、安藤も「解説が上手じゃないからお仕事が来ない」と嘆いていた。

「解説者は瞬時に答えられなければならない。安藤さんの解説は文字にすれば絶賛されるのですから、“瞬発力”を磨けば十分、引きはあるはず」(前出のテレビ局関係者)

 そのため、イベントでフィギュアについては回答を控えたのか。