浅野忠信の父に懲役2年求刑 信じがたい入手経路主張

2018年03月01日 16時41分

 覚醒剤取締法違反(使用)の罪に問われた俳優・浅野忠信(44)の父で、浅野の所属事務所の元社長の佐藤幸久被告(68)の初公判が1日、東京地裁(大西恵美裁判官)で開かれた。検察側は懲役2年を求刑し、即日結審した。

 佐藤被告は昨年11月、東京・渋谷区の路上で職務質問され、覚醒剤を吸引する時に使用するガラスパイプが発見された。任意同行を求められ、尿検査の結果、陽性反応が出たため、逮捕された。この日、黒いスーツ姿で入廷すると「間違いございません」と起訴内容を認めた。

 公判の中で、佐藤被告は2000年に大麻取締法違反罪、08年に覚醒剤取締法違反罪と大麻取締法違反罪で2度も有罪判決を受けていたことも発覚した。前回の逮捕から10年ほど覚醒剤を断っていたという佐藤被告は仕事や夫婦関係に「ストレスがあった」ため、再び手を出してしまったとした。

 ただ入手経路については、にわかに信じがたいことを主張した。10年前に逮捕される前、自家用車の中に覚醒剤を隠していたという。それが警察の捜査でも発見されず、自身もその存在を忘れていたが昨年3月、車を買い替えるにあたって偶然発見したという。「どこに捨てていいか迷いがあった」ため、手元に置いていたところ、昨年11月に女性とホテルで密会する機会があったことをキッカケに、性行為の前に使用したというのだ。

 検察側は佐藤被告の入手経路の話を「不自然、不合理」と切り捨てた上で過去の薬物犯罪歴から「親和性、依存性は顕著である」と懲役2年の実刑判決を求刑。一方、佐藤被告の弁護側は執行猶予付きの判決を求めた。佐藤被告の情状証人として佐藤被告の長男らが出廷した。