博多華丸(47)、富田靖子(49)らが28日、都内で映画「めんたいぴりり」(来年1月に全国公開)の製作発表会見に出席した。華丸は4月2日から、漫才の相方・博多大吉(46)とともに新キャスターとして朝の情報番組「あさイチ」(NHK)に出演する。大役就任に至る舞台裏は――。

 同作は福岡のテレビ西日本(フジ系列)制作で2013年に放送されたドラマで、明太子メーカー「ふくや」の創業者をモデルにしている。好評を受けて15年には続編「めんたいぴりり2」が制作され、ついには映画化されることになった。3月からの撮影に備えて丸坊主姿の華丸は「まず福岡でロードショーして、様子を見た方がいいんじゃないかと思います。(全国ロードショーに)おびえております」と不安を漏らした。

 同じく、映画化に向けて「ドキドキです」と言う富田は、先日閉幕した平昌五輪では特にカーリングを中心にテレビ観戦したという。「カーリングの皆さんの笑顔のような温かい映画を届けられたらいいなと思います」と笑顔で話した。

 華丸は4月から「あさイチ」(月~金曜午前8時15分)のキャスターを務めることが決まっている。大吉、有働由美子アナウンサーの後任となる近江友里恵アナ(29)との3人で番組を切り回していく。

 3月はずっと映画の撮影をこなす華丸は「唯一心配なのは、番組の一発目(4月2日)に坊主で出ること。謝罪会見みたいになるのが不安です。この映画の(撮影の)せいで、プレッシャーとかを考える余裕がなくなった」と明かした。

 2010年に始まった「あさイチ」はV6の井ノ原快彦、有働アナのざっくばらんなトークが瞬く間に人気となり、平均視聴率は10%を軽く超えるほどの人気番組となった。番組開始から8年がたち、まずは有働アナ、そしてそれに追随する形で井ノ原も降板の意思を示したことで、後任が注目されていた。

 一部ではジャニーズのアイドルの起用も取り沙汰されたが、白羽の矢が立ったのは華丸・大吉だった。NHK関係者は「華丸・大吉は、全世代の男女問わず、人気と好感度が高い。情報番組の司会にも慣れており、安定感抜群の司会進行には定評がある。『あさイチ』のMCにふさわしいと、真っ先に名前が挙がった」。

 それだけ大きな期待がかかっていることは確かだ。