リアル「都庁爆破!」予告犯は元自衛官 1月放送ドラマや小説との関係は?

2018年02月24日 16時30分

 警視庁新宿署は23日、東京都庁に1月、「爆弾を仕掛けた」などと脅迫電話をかけた威力業務妨害の疑いで高齢者福祉施設職員の道山守容疑者(52)を逮捕した。

 逮捕容疑は1月29日午後3時15分ごろ、都内の公衆電話から都庁に「爆弾を仕掛けたことを早く公表しろ」と電話をかけて対策会議を開かせ、都庁の業務を妨害した疑い。

 都庁への脅迫電話は2015年10月から数十回確認されている。いずれも同容疑者とみられ、その動機を「高齢者の世話をしてストレスがたまった」と供述している。

 この日の定例会見で、小池百合子都知事は「2年半以上にわたり爆破予告をした被疑者が確保された。この予告があるたび、警備員が全庁舎のチェックを続けてきた」と事件に言及。都庁は昨年からテロ対策で、入庁時に不審物の有無や、身分確認などのセキュリティー態勢が強化されていたが、この脅迫電話が背景にあったともいえる。

 道山容疑者は元陸上自衛隊の一等陸曹で、過去にも同様の犯行を繰り返していた。10年に勤務地だった朝霞駐屯地へ「爆弾を仕掛けたぞ」と脅迫電話をかけているところを朝霞署員が発見。埼玉県警に威力業務妨害の現行犯で逮捕された。この時もストレスが原因だったという。

 都庁爆破といえば、作家・高嶋哲夫氏が01年に発表した小説があり、今年1月2日には新春ドラマスペシャル「都庁爆破!」(TBS系列)が放送された。あらすじは元自衛官の男役を演じる俳優・長谷川博己が、爆破された都庁へ残された妻と娘を救うため、テロリストへ立ち向かうというもの。道山容疑者も、この小説やドラマを見ていたのだろうか。