急死・大杉漣さんが愛した「サッカー」と「酒」

2018年02月22日 16時30分

2010年のJリーグアウォーズでベストイレブンに選ばれた闘莉王(左)を祝福する大杉漣さん

 急性心不全のため21日に66歳で死去した俳優・大杉漣さんの“遺作ドラマ”となってしまった「バイプレイヤーズ」(水曜午後9時54分、テレビ東京系)で共演している遠藤憲一(56)、田口トモロヲ(60)、松重豊(55)、光石研(56)が番組サイトを通じて追悼コメントを発表した。

「余りにも突然のことで、メンバー一同、まだ現実を受け入れられないでいます。『バイプレイヤーズ』という実名を晒した上でのドラマで、そのリーダーであり、精神的な支柱でもあった大杉さんが突然いなくなるという喪失感は計り知れません」

 映画、テレビと欠かせない存在となってもてんぐにならず、気さくな性格は変わらなかった。「大杉さんはピンク映画やVシネマに出演した20~30代にくすぶり続け、苦労した。その経験があるからか、名脇役としての地位を築いた今でも、若手の役者やスタッフにも気さくに話しかける。それは一般人にも。ドラマのロケの合間に通りすがりの人から握手やサイン、写真を求められても断らず『いいよ~!』と応じていた」(テレビ局関係者)

 私生活でも多彩な趣味を持っており、かつて本紙の取材に「趣味は手裏剣です。棒手裏剣を畳に投げつけるとストレス解消になるんです」と明かしていた。

 また、サッカーのJ2徳島ヴォルティスの大ファンで、自らもフットサルチームを結成。定期的に練習試合も行っていたそうで「仕事先で会っただけの女性スタッフにも気さくに『見に来てよ』と声をかけていました。大杉さんは還暦過ぎとは思えぬほどの運動量で、一番若々しかった。『年を取ると運動しなくなるからさ』と話していたので、健康には気を使っていたはずです」(知人女性)。

 サッカーで汗をかいたあとはお酒だ。大杉さんは“飲みニケーション”に熱心で、芸能人のみならずスタッフや映画会社の宣伝部員、飲食店で出くわした他の客とも気兼ねなく飲んだという。

「驚いたのは映画関係の仕事で沖縄に一緒に行った時。『行きつけの店がある』と言って連れられた店に入ると、従業員全員から『おかえり~!』と声をかけられていました。大杉さんは徳島県出身ですが、北野武(ビートたけし)監督の映画の撮影で沖縄に行ってすっかり気に入り、以来、プライベートでも足しげく通っていたようです」とは映画関係者。

 酔いが回ると「帰りたいと言っても、なかなか帰してくれない」というクセもあったようだが、それもご愛嬌。親分肌な性格は誰からも好かれていた。