イ・ビョンホン熱弁「俳優は分別を持つな」

2013年01月30日 16時00分

 韓国人俳優イ・ビョンホン(42)が29日、都内で映画「王になった男」(2月16日公開)の来日記者会見を行った。

 

 初の時代劇で、王と影武者の二役に挑むビョンホンは「誰でも一度は自分が王だったらと思うことはある。それを骨太に、時にコミカルに描いた点が気に入った。作品のために韓国舞踊を基礎から学んだ」とコメントした。

 

 続けて「周りの視線を一身に集め、制限された生活を送らねばならない点は、俳優と王に共通しているかもしれない。しかし、王は民の声に耳を傾けなければいけないが、俳優はファンの好みだけに合わせると自分のカラーを失ってしまう。ここは違う」と、俳優としてのあり方を熱っぽく語る。

 

 スイッチが入ったのか〝俳優論〟はまだまだ終わらない。

 

「俳優という職業は本を読んだり、自分を磨いたからといって深みが出るわけではいない。私はいつも、後輩たちには『分別を持ってはいけない』と言っている。それは時に必要な、奇抜で突拍子もないアイデア、創造の芽をつんでしまうから。親は子供に『分別を持て』『大人になれ』と小言を言うが、私は反対のことを言う。50、60歳になっても、少年の心を持つことが大事だ」

 

 まじめ一辺倒の会見だったが、そこはさすがに一流俳優。最後に「周りにそう忠告しつつ、自分では実践できないのが私の弱点」と苦笑しながら付け加えるユーモアも忘れなかった。