元ミスワールド日本代表で女優の田中道子(28)が26日の文化財防火デーに、寅さんで有名な東京・葛飾区柴又の帝釈天題経寺で、金町消防署の一日消防署長を務め、消防演習を行った。
一日署長は初めての田中は、制服姿で一斉放水を見届けると「憧れの仕事の一つだった。責任があり、身が引き締まる。できる女になった気がする。消防団の皆さまの機敏な動きと真剣なまなざしがとても格好良かった。また、地域の皆さまと触れ合えてとてもうれしかった」と笑顔を見せた。
3月からはNHK大河ドラマ「西郷どん」に出演する。「セットもスタッフの数も壮大で、皆さん朝の4時、5時まで真剣に仕事をされている。すごく心地いい緊張感の中にいさせてもらっている」と話した。
子供のころからの夢はアクション女優になること。そのために2年前からレッスンを積んでいる。
「アンジェリーナ・ジョリー(42)、ミラ・ジョボビッチ(42)に憧れている。『ルパン三世』の峰不二子のような強くてかわいい女性を目指す。今年はアクションものに出演したい」と抱負を語った。
同地は故渥美清さんが“フーテンの寅”に扮した名作シリーズ「男はつらいよ」(山田洋次監督)の舞台となり、寅さんが失恋するマドンナ役には毎回、人気女優が起用された。この日はものまね芸人の野口寅次郎(67)もバケツ消火隊長として演習に参加したが、若い田中は「寅さんのことは分からない」と、あまり興味がない様子だった。