【第60回ブルーリボン賞・助演男優賞=ユースケ・サンタマリア(46)「あゝ、荒野」「泥棒役者」】バラエティー番組では“ひょうひょうキャラ”だが、俳優としての顔はまるで違う。
「ある期間、何かの目的のためにプロが集まって仕事をして、それで終わったらバイバイという関係性が僕は非常に好きなんです。僕の肩書は『タレント』になるんでしょうが、芝居の現場になれば“『役者』という人よりいい芝居をしてやろう”と常に思っています。そうじゃなきゃいけないと思っている」
芝居という「人間の想像力を具現化できる場所」はもう欠かせないものに。
「なかなか人前で喜怒哀楽を表現できる場なんてない。思いっきり泣いたりとか。メチャメチャしんどいけど、多幸感を味わうためにやっている」
むしろ「バラエティー番組の方が、自分ができることが少ない。だから最近は絞って出演していますよ」とのこと。
「常にいい脚本、いい役に飢えている」というから、役の幅をますます広げていきそうだ。