女優の広瀬アリス(23)が19日、福岡市内で行われた主演映画「巫女っちゃけん。」の取材会に出席した。

 同映画は福岡・福津市の宮地嶽神社で撮影されたことから、同県では全国に先駆けて20日から先行上映。全国では2月3日から上映される。

 主演の広瀬は、夢もなく巫女のバイトをして過ごす女性を演じた。かなりガサツで乱暴者の設定で、清楚な見た目の広瀬のイメージを覆す役どころとなっている。

「撮影が続くにつれ、自分の行儀もだんだん悪くなっていました。(この役のオーディションを受けたのは)自分のイメージを崩せるなって。お芝居の幅が広がる」と広瀬は満足げに語った。

 また、お気に入りのシーンを聞かれ「ラーメンを食べているときの足を見てほしい。巫女の格好をしているのに、すごくひどい足してるので」とアピール。これまでの広瀬とは違う一面を楽しめる。

 役作りは念入りにしたそうで「撮影の1週間前から神社に行って、所作を学んだり、実際の巫女さんたちと同じご飯をいただいたりしていました。巫女の服を着慣れた時にクランクインだったので、とてもいい環境で撮影できました」とキッパリ。同席したグ・スーヨン監督(57)は「勘が鋭い。賢いと思いますよ」と広瀬の演技力を絶賛した。