昨年、女優・鈴木砂羽(45)の初演出舞台「結婚の条件」を公演直前に緊急降板し、鈴木からの“土下座強要”を告発した女優・鳳恵弥(37)が18日、都内の築地玉寿司築地晴海通り店で行われた舞台「こと~築地寿司物語~」続編製作発表会見に出席した。

 騒動後、初めて公の場に姿を見せた鳳は「いろいろとご批判をいただいたみたいですが、普通に暮らしていました。私はハートが強いのか、何か人ごとみたいで、全然落ち込むこともなかったです」と振り返った。そして「あれはあくまで仕事上で起こった問題。鈴木さんのご活躍はその後もドラマなどで拝見しています。また機会があれば共演させていただきたいですね。この舞台もぜひ見ていただきたいので、招待券を送りたいと思います」と語った。

 鳳が鈴木に関して発言するのは騒動後初めてだが、恨んだり悪い感情を引きずっているわけではなさそうだ。

 前作「こと」および「結婚――」の脚本家・江頭美智留氏(55)は今作に参加していないが、騒動後も連絡を取り合っており「今回も応援の言葉をいただきました」(鳳)という。

 一方、鳳とともに前出の舞台を降板した牧野美千子(53)は、本業が築地場外市場のつくだ煮店のおかみという変わり種。前作には出演したものの続編には出演を見送った。関係者によると「以前から店の経営と掛け持ちでの芸能活動でしたし、昨年から身内を介護する必要が生じ、短時間のイベントならともかく、舞台のように長期間拘束される仕事は難しいようです。騒動にも疲れたようですね」という。

 同作品は玉寿司4代目の中野里陽平氏(45)が著した「築地玉寿司90年~暖簾4代の物語~」が原作。ポスターは「Dr.コトー診療所」で知られる漫画家の山田貴敏氏(58)が担当した。公演は築地本願寺ブディストホールで、3月1日から11日まで行われる。