毎日放送(MBS)は18日、大阪市内の同局で新春会見を開いた。

 同局夕方のニュース番組「VOICE」(月〜金曜午後6時15分=関西ローカル)は、大阪府の松井一郎知事(53)や日本維新の会に対して批判的な報道内容を行うことも多い。そのためか、松井知事からは「偏向報道をやめなさい」などと、たびたび“口撃”されている。

 同局の木田洋一常務取締役は「偏向報道だと言われる一方で、年末には同番組にも出ていただいている。寄り添うのではなく、適度な関係を持って向き合うべきだと考えている。良いものは良いし、悪いものは悪いとやっていくのはメディアとして当然のこと。VOICEの報道方針がブレることはありません」と、今後も今まで通りの報道スタイルを貫くことを明言した。

 一方で、2025年の大阪万博開催誘致に向けて、松井知事とタッグを組む機会も増える。

 三村景一社長は「松井知事との付き合いは、私自身は全くフラットです。立場的にも中立でいけないのは重々分かってます」と話した上で、「地域と密接に関係のあることなので、できることはどんどんやっていきたい」と、万博開催に向けて協力を惜しまないことをアピールした。