ジャニーズの人気グループ・KAT‐TUNが、1年半あまりの充電期間を経てこのほど活動を再開させて話題になっている。その充電期間のきっかけをつくったのは、グループを脱退して現在ソロ歌手として活動している田口淳之介(32)だ。昨年、一部週刊誌にタレント小嶺麗奈(37)との結婚の意思を明かした田口だが、仕事面では満足する結果は出せていない。その足踏みの原因を探ると、田口のそばで“敏腕プロデューサー”ぶりを発揮している小嶺にあるとの声が――。

 昨年2月にユニバーサルミュージックと契約し、ソロ歌手としてメジャーデビューを果たした田口。ただ、「4月に発売したシングル『Connect』も、9月に発売したアルバム『DIMENSIONS』も申し訳ないけど、ヒットと呼べるような作品にはなっていない」(ある音楽関係者)というように、ソロ歌手として成功していると言える状況ではない。

 そんななか「足踏みの原因では?」とささやかれ始めているのが、恋人・小嶺の存在だ。

 昨年末、一部週刊誌で田口は同棲を続けている小嶺について「(結婚は)したいなとは思います」とケジメをつける意向を示している。充実したプライベートを過ごしているからこその発言だろうが、仕事面には芳しくない影響が出ているという。

「田口さんとの打ち合わせになると、必ず小嶺さんが横にいるそうです。それで、レコード会社の方から、こういうプロモーションをしたいとか、こんなコンセプトで音楽を作りたいとか提案しても、本人よりもまず小嶺さんが『うちの田口にそんなことはさせられない』と口を挟んでくるそうです」と同関係者。

 小嶺は、まるで自分が“敏腕プロデューサー”だ!と言わんばかりの仕事への介入ぶりだというのだ。

「なんだかんだ言ってもKAT‐TUNはアイドルグループ。レコード会社側としては付いてくるファンのことを考えて、ジャニーズ時代の延長線を狙いたいようなのですが、あれもダメこれもダメで、最終的には“アーティストでございます”みたいな作りになってしまっている」とは前出の関係者。

 KAT‐TUN時代には「入口、出口、田口です」といったダジャレや一発ギャグをかまして笑いを取ってきた田口。ある制作会社ディレクターは「春先のシングルのプロモーションでは地方のテレビ局を回って活動していましたが、そのとき、トークの中でダジャレはNGという話でした。おちゃめな面が全然なく、いまいち盛り上がりに欠けるものになってしまった」と振り返る。

 この辺りから小嶺プロデューサーの“敏腕ぶり”が発揮されていたのかもしれない。

 そんな状況でも売れていれば、何の文句も出てこないだろうが、前出の音楽関係者は「結果がこれではね。担当者が頭を抱えるのも無理はないでしょうね。それに今の状況が続けば、いつまでメジャーでいられるか分からないですよ」。

 プライベートと仕事をキッチリと分けられればいいのだろうが、そうもいかないか。