歌舞伎役者・片岡愛之助(45)の妻で女優の藤原紀香(46)が15日、都内で行われた「第50回ミス日本コンテスト2018」(一般社団法人ミス日本協会主催)にゲストとして出席した。

 1992年度のグランプリに輝き、その後に芸能界ではばたいた紀香は、ミス日本の理念を体現した女性として感謝状を授与された。

 紀香は「あれから26年間、本当にいろんなことがあったが、私のほうから逆に皆さまに感謝状を差し上げたい気持ち。当時は神戸の大学に在学中で、夢をかなえるために、両親の反対を押し切って上京しようかするまいか迷っていた」と感謝の弁を述べ、当時を振り返った。

 グランプリ受賞に後押しされ、95年に上京。「いろんな方の助けがあってここまで来られた。ミス日本は私の原点。大切な何かを思い出させてくれるもの」と語った。

 そして「私はあの時、本当に緊張したが、先ほど楽屋で発表を待つミスの方々とお話ししたら『全然緊張しません。出し切りましたから』と言われた。日本女性はますますたくましくなったなと思った」と苦笑した。

 26年前、会場ではダイアナ・ロス(73)の「If we hold on together」を熱唱した。「今は歌えない。よくあんなに難しい歌を歌ったなと思う。人生くじけそうなことが起こっても、人生を放り出すことはしないでね、努力し続ければきっと夢はかなうのよ、という歌詞だった」

 その後の人生は歌の通りになったが「ただ内面や外面の美だけを追求するだけでなく、女性が社会進出して、世の中が少しでもよくなればいい。日本女性は世の中を柔らかく導いていく力を持っていると思う。私も日々努力し、頑張っていきたい」と抱負を語った。