昨年の「第59回輝く!日本レコード大賞」で新人賞を受賞した演歌歌手・中澤卓也(22)が10日、都内でマジシャン・水野翔(28)とコラボした「マジカル歌謡パワー」を開催した。

 山梨でマジック教室を開き、熱烈な中高年女性のファンがいることから“山梨のマダムキラー”と呼ばれる水野。一方、中澤も“長岡のマダムキラー”の愛称を持つ。そんな2人のコラボを熱望するファンレターが水野に届いたことがきっかけで、今回のショーが実現した。

 初めての顔合わせながら、中澤が大人の恋を切なく歌った新曲「彼岸花の咲く頃」を熱唱中に、水野は「花」を使って切ない大人の恋を表したマジック「ブルーミング・フラワー」を見事に披露。中澤は「最初は僕自身も『どんな形になるのかなー』と思っていたが、新しい彼岸花の形ができた」と満足そうに話した。

 また、デビュー2年目にして「今年は紅白出場を目指して活動していきたい」と意気込むと、水野は「会場次第で、火をつけるマジックなど大がかりなものも可能」と発言。それを聞いた中澤は「紅白なら、浮きたい。10メートルくらい…」。これに水野は「つるすしかないな…」とタネ明かしをしつつ、中澤の紅白での空中浮遊に意欲を見せた。