芸能界では様々なタレントたちの不仲説や確執が取り沙汰されてきた。その代表例は2016年、日本中を巻き込むニュースとなったSMAP分裂騒動だ。

 当初からジャニーズ事務所残留の意思を示した木村拓哉とそれ以外の4人との間に大きな溝ができてしまった。

「特に険悪になったのが、木村と香取慎吾と言われている。もともと香取は木村のことを慕っていたが、その反動でもっとも不仲になってしまった。最終的には口もきかない関係となり、それは今もまだ修復されていない」と芸能プロ関係者。

 中居正広はジャニーズ事務所に残ったが、香取、草なぎ剛、稲垣吾郎は昨年9月に退社。元SMAPのチーフマネジャーが設立した会社のもとでインターネット放送「AbemaTV」の「72時間ホンネテレビ」などに出演して、伸び伸びと芸能活動をしている。

 以前から「芸人のコンビは不仲」というのが定説だが、先輩にかみつくという“おきて破り”をしたのがオリエンタルラジオ・中田敦彦だ。脳科学者・茂木健一郎氏の芸人批判に対し、テレビでダウンタウン・松本人志が反論。これに中田はブログで茂木を擁護、名前こそ出さないものの松本を公然と批判したのだ。

 その後ラジオで、吉本幹部から謝罪を求められていることを暴露した上で「『人志松本に謝らない話』ということで、『謝らんなぁ〜』と今言ってると思うんですけど、僕も覚悟を持ってやってますんで」などと徹底抗戦を宣言した。

「表面的には沈静化しているが、中田には謝るつもりはなく、“冷戦”は続いている」(テレビ局関係者)

 そのダウンタウンも長年、共演がほとんどないとんねるずとの不仲が噂されてきた。松本はフジテレビ系「ワイドナショー」で「全然悪くない。だって(とんねるずの方が)先輩やもん」と否定。3月に終了する「とんねるずのみなさんのおかげでした」出演についても「僕は構わないですけど、浜田さんが…。浜田さんは知らない番組“出ず嫌い王”だから」とジョークを交えて語った。