落語家・桂文枝(74)が昨年に続き、またも不倫疑惑を報じられた。年末も押し迫ったなか、重鎮の醜聞に、所属の吉本興業は大混乱に陥った。

 27日発売の「週刊新潮」によると、相手は日本舞踊の先生・Aさん(56)。文枝が開設に尽力した天満天神繁昌亭で2008年に出会い、文枝から下心見え見えのメールや電話攻勢の果てに09年3月に男女の仲に。以降、文枝からの性的要求がエスカレートしていった。新潮には、文枝からの“赤裸々エロメール”の一部も掲載されている。

 一方で同誌は、Aさんが13年に繁昌亭に文枝に会いに行った際、警察沙汰になったとも記している。関係者によるとAさんは、文枝が出演する繁昌亭で「文枝さんに会わせてほしい!」と大声を上げたため、弟子が静止したところ自ら警察を呼んだ。また、別の日には街中で「その人を捕まえてー」と叫び、文枝の弟子が痴漢や窃盗犯と勘違いされ、一般人に取り押さえられたこともあったという。

 文枝は昨年、元演歌歌手・紫艶(39)との20年にも及ぶ愛人関係疑惑を、写真誌「フライデー」に報じられた。だがこの時、文枝は報道陣から逃げ回り続けたため「それでも芸人か!?」などと言われ、大いに株を下げる羽目になった。

 文枝は26日、大阪市内で行われた「上方落語台本大賞」発表記者会見に出席したが、不倫疑惑に関する質問には答えなかった。文枝の所属する吉本興業関係者もアタフタ。相手が一般人ということで「現在、関係各所と事実関係を確認しており、今後の対応について協議しております」と慎重な姿勢を崩さなかった。

 お笑い関係者からは「文枝さんは『本当に落語家か?』と思うくらい、こういう対応がヘタ」と言われる始末。不倫騒動の対応をめぐっては三遊亭円楽(67)が笑い交じりの謝罪会見を開いて評価を上げたが、文枝は今回もダンマリを決め込むのか?