AKB48の“まゆゆ”こと渡辺麻友(23)が26日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を開催した。

 渡辺は2006年12月の「第3期AKB48追加メンバーオーディション」に合格。“王道アイドル”として多くのファンを魅了し、14年のAKB48選抜総選挙ではHKT48・指原莉乃(25)を破り、初の1位に輝いた。

 この日はファンが、渡辺が高校生までトレードマークにしていたハーフツインテールのかつらを付けてお出迎え。ツインテールだらけの客席を見た渡辺は「すごい! なんでみんなツインテールなんですか? なに? 変態だから?」と笑顔でツッコミながら「最高ですね」と喜んだ。

 アンコール後のあいさつでは「本当に自分はAKBを辞めるんだなって…実感が湧いてきました。決断したのは自分ですけど、寂しい、本当に寂しいです。AKBはすごく大好きなので」と率直な心境を吐露した。

 3期生として加入した当初はブレークを想像していなかったようで「入った当初は、こうしてこんなにたくさんの方に送られるなんて思い描きさえもできなかった。本当に幸せ者だなと」と言葉を詰まらせた。

 劇場のステージに立つのはこれが最後。「この劇場に立つことは当たり前だった。来年からなくなるのが信じられない。AKBは永遠に続いてほしいなと思う。舞台にいるみんなに託して、私は卒業します」と願った。

 客席から自然と起こる「まゆゆ」コールに「幸せすぎてどうしよう。愛あるファンの方に囲まれて。AKBに入ってよかった。メンバー、ファンの方に出会えてよかったと心から思います」と笑顔を見せた。