映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」(公開中)で主役を務めた堺雅人(44)が、業界関係者を驚かせている。

同作は映画「ALWAYS 三丁目の夕日」で知られる山崎貴監督の最新作。高畑充希(26)がヒロインを演じ、堺と初共演をした話題作。古都鎌倉を舞台に「幽霊、神様、仏様、そして魔物や死神」の存在を描いたファンタジー超大作として評判を呼んでいる。この映画をめぐって業界でひそかに話題になっているのが「宣伝嫌いで知られているのに12月はほぼ連日稼働なんです」(映画関係者)という堺の近況だ。

「堺はほほ笑みの表情とは裏腹に、ものすごく神経質な性格で有名なんです。だから、納得しないとドラマや映画などのPR出演は承諾しない。ドラマ『半沢直樹』(TBS系)やNHK大河ドラマ『真田丸』でもほとんど番宣稼働はせず、共演者らが代わりに引き受けたほどです」(同関係者)

 そんな堺が、今回の映画では別人と思えるような協力ぶりだという。

「地方のイベントにも嫌な顔ひとつせず協力してくれる。一番、苦手とされるバラエティー番組にも出演してくれるというんです。映画の製作元の日テレも、堺の異例の協力態勢に耳を疑いながらも各番組にブッキングしています」(日テレ関係者)

 そもそも堺の姿勢がなぜ一変したのか。

「単純に『映画の世界観に共感し、出来上がった作品が素晴らしいと思った』からだそうです。この映画を大勢の人に見てもらいたいという一心で動いているんでしょう」(前出の映画関係者)

 堺がここまでホレ込んでいる作品だけに、一見の価値があるかもしれない。