3年ぶりCM女王のローラ 事務所トラブル未決着で来年「0」も

2017年12月18日 11時00分

ローラ

「2017CM起用社数ランキング」がニホンモニターから発表された。1位にはローラ(27)が15社で3年ぶりの首位に返り咲いた。だが、今年はローラにとって激動の年だった。事務所独立トラブルがいまだ決着しておらず、今後、裁判ざたになるのは必至とされ、場合によっては来年はCM界から消える可能性までささやかれている。

「ローラは10月20日付で一方的に専属契約解除の通知を事務所側に送り、実兄を社長とする個人事務所を設立したと言っていますが、本来はまず円満退社するのが筋。こんなトラブルを抱えたタレントがCM女王になったのは初でしょうね」と語るのは芸能プロ関係者だ。

 ローラは今年6月「信頼していた人に最近裏切られた」と突然ブログで明かし、7月に本紙が、その相手が所属事務所社長で、ローラは独立を決意したことをスクープ。すると8月には「週刊文春」が「ローラ10年奴隷契約」と題して、事務所との所属契約を批判する記事を掲載した。一部スポーツ紙も「ローラ契約無効協議通達」などと報じた。

「事務所側はローラをテレビに出演させず、ダレノガレ明美などにシフトしたことで、ローラが干されているとも報じられましたが、事務所側にしてみれば、あまりに言うことを聞かず、コントロールできなくなったから、仕方なく取った措置。ただ、単価の大きいCMは止めれば違約金が発生するので継続させていた」(前出の芸能プロ関係者)

 だが、10月にはローラ側が事務所に専属契約解除の通知を送付し、関係先には新たに設立した個人事務所の社長の実兄などと出向いていることが判明。決裂は決定的でもはや元のさやに収まる気配はない。

 対する事務所側はこうした一方的な独立を認めるはずもなく、今後はCM契約などをめぐって訴訟に発展するとみられている。

「ローラに付いている弁護士は事務所と交わした契約は〝奴隷契約〟だから勝てると判断しているのでしょうが、事務所側にも言い分はある。現在出演しているCM契約は事務所と交わしているものだし、来年からの更新は個人事務所に切り替えると言われて『はい、そうですか』とはならない。クライアントもトラブルを避けるために事務所の意向は確認しますからね。事務所としては無名時代から仕事を取ってきて、ここまで育ててきたわけですから、簡単に引くわけにはいかないでしょう」(別の芸能プロ関係者)

 そうなると、クライアントは手を引き、来年はCM女王の座どころか、CM契約そのものがなくなりかねないわけだ。

 テレビ関係者は「裁判になった場合、最近の〝奴隷契約〟批判を裁判所がどう判断するかが注目されます。芸能人と事務所の契約では芸能人に不利な部分があり、弱者であることも事実。来年以降は芸能人の権利がローラの判例で確立するかもしれない」とみる。

 最近の事務所独立、移籍では元SMAP3人をはじめ、のん(能年玲奈)や千眼美子(清水富美加)が話題になったが、国も動きだしている。

「公正取引委員会は、芸能人やスポーツ選手など特殊な技能を持つ人の移籍などを制限する契約がなされた場合、独占禁止法の規制対象になるかを検討するため、有識者会議を開き、来年3月末にも検討結果を公表する方針です。移籍希望そのものを訴える権利があることに加え、芸能界で慣例として残る『移籍した場合は○年間は芸能活動をしてはならない』などの文言が対象になりそうです」(同テレビ関係者)

 こうした流れから、来年は芸能人の移籍、独立が増えそうだ。