十代目幸四郎襲名で36年使った染五郎に別れ「私は後悔ばかり」

2017年12月13日 18時50分

市川染五郎(左)と松本幸四郎

 歌舞伎俳優の松本幸四郎(75)と長男の市川染五郎(44)が13日、名古屋市内で、来年4月の名古屋・新御園座こけら落とし公演の会見を行った。

 来年1月に孫の松本金太郎(12)とともに、親子3代で同時に父の名跡を襲名する。名古屋公演は1月の東京・歌舞伎座に続く第2弾だが、地方のため金太郎は参加せず“2代襲名披露興行”となる。

 幸四郎は「御園座で歌舞伎をご覧に入れるのは11年ぶり」という。久々のあまり?会見ではテレビ局の質問に対し、他局アナウンサーを絶賛してしまい、染五郎に突っ込まれるひと幕も。珍しい“とちり”に場内は笑いに包まれた。

 幸四郎は「二代目松本白鸚」、染五郎は「十代目幸四郎」をそれぞれ襲名する。36年使ってきた名との別れに2人は「寂しい気持ちはあるが、感謝のほうが強い。ありがとうのひと言」(幸四郎)、「私は後悔ばかり。でも気持ちを新たにして始めたい」(染五郎)。

 11日に行われた東京・浅草での「お練り」では、1万5000人もの観客が集まった。名古屋興行後は各地を巡る予定で、2018年は全国で「高麗屋」の掛け声が飛ぶことになる。