大手映画配給会社「東宝」の2018年ラインアップ発表会見が13日、東京・千代田区の東宝本社で行われた。

 千田諭代表取締役副社長(68)は17年の興行収入を「600億円を見込む堅調な成績となりました」と振り返った。トップの興収となったのは4月公開のアニメ「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」で約69億円、2位が「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」で約44億円、3位が「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」で約36億円と、トップ3を全てアニメが占めた。実写系では、上戸彩(32)が主演し、主婦の不倫をテーマにした「昼顔」が23億円のヒットを記録した。

 18年は長澤まさみ(30)主演の「嘘を愛する女」(1月20日公開)を皮切りに、4月にはお笑いコンビ「とんねるず」の木梨憲武(55)主演「いぬやしき」(4月20日公開)、元「SMAP」木村拓哉(45)と「嵐」二宮和也(34)の映画初共演作品「検察側の罪人」(8月24日公開)などが並ぶ。

 また、アニメーションの細田守監督の最新作「未来のミライ」が7月に公開されることも発表された。