羽生善治 国民栄誉賞検討に「大変名誉なこと」

2017年12月13日 13時18分

会見した羽生善治

 初の永世7冠を達成した将棋の羽生善治棋聖(47)が13日、日本記者クラブで会見した。永世7冠にのぼりつめたのは5日。第30期竜王戦で「永世竜王」の資格を得たことで、永世規定のある全7タイトルで称号を獲得した。

 代名詞の寝癖をつけたままスーツ姿で会見に臨んだ羽生は「30年以上にわたって棋士生活を続ける中で、一つの大きな地点にたどりつけたのは感慨深い」とあいさつした。

 また、政府は羽生と、囲碁で初めて7冠を2度達成した井山裕太(28)の2人に同時に国民栄誉賞を授与することを検討している。「井山さんは現在も新しい記録を塗り替え続けている。隣の世界だけど、非常に素晴らしい棋士」と称賛した。現時点で政府からの連絡は届いていないが「まずその話を聞いたときは驚いたし、大変名誉なことだと思った。家内の反応も同じだったと思う。『ニュースでこういうのが出てる』とは言ってました」と自宅での様子を明かした。

 小学2年で将棋と出合い、47歳にして前人未到の場所にたどり着いた。この快挙にも羽生は謙虚だ。「めぐりあいに恵まれたと思っている。うちはそんなに将棋を指す家庭ではなかった。将棋を教えてくれる友達がたまたまいて、住んでいる町に教えてくれるところがたまたまあった」

 次の目標は「通算1400勝が近づいている。近い目標はそこを目指したい」とした。また、大山康晴の持つ通算1433勝にも「大変な記録。追いついて追い抜けるように頑張りたい」と語った。

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