東ちづる 障害者をもっとテレビに出せ!「忖度は不要」

2017年12月11日 16時30分

東ちづる(中央)

 女優・東ちづる(57)が座長を務める舞台公演「月夜のからくりハウス」が10日、都内で行われた。

 この舞台は車イスのダンサーや寝たきり生活の芸人、全盲のシンガー・ソングライターなど多くの障害者が出演する意欲作。昨年のリオデジャネイロパラリンピック閉会式で披露したパフォーマンスでも注目を集めた。東は「マイノリティーへの“忖度”は不要!」と訴えた。

 舞台を「見せ物小屋」と喧伝していることについての批判は「あった」と明かしたが、それも「覚悟の上」だという。「(宣伝が)センセーショナルじゃないと、(世間に)気に留めてもらえない」

 さらに「彼らは笑いを取っているのに、(過剰に配慮され)“職場”を取られた歴史がある」と表舞台の出演を見送られたり、オファーを自重されたりしてきた過去を解説。「見せ物で何が悪い!」と訴えた。

 関係者は「東がこの舞台を通し、特にメッセージを訴えたい相手はテレビ界のようだ。最近、障害者が出演する番組が極めて少なくなったから」と明かす。

 障害者にスポットライトが当たる最近の番組といえば、日本テレビ系の恒例チャリティー番組「24時間テレビ 愛は地球を救う」、NHK・Eテレの障害者バラエティー番組「バリバラ」(毎週日曜午後7時)の2本くらいしかない。

「近年のテレビ界はネット上のバッシングに敏感で過剰な自主規制がはたらき、おもしろくない。東は『障害者もフツーに活躍できる番組を作ってほしい!』と思っている。個人としてもマイノリティーを支える社団法人の理事長になり、挑戦的な試みをコツコツと続けている」(同)

 東の試みが自主規制ばかりのテレビ界に一石投じることになるか?